エアライン, 官公庁 — 2020年5月1日 05:55 JST

ICAO、航空業界の復興タスクフォース 新型コロナ対策、5月末に方向性

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 国連の専門機関であるICAO(国際民間航空機関)は、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する航空業界の復興プランを描くタスクフォース(作業部会)を設立したと現地時間4月29日に発表した。今後の運航再開に向け、航空業界と政府との調整事項が増えることも予測される中、戦略的な優先事項を示し、政府や業界へ実行を推奨する。ICAOはタスクフォースでの議論を通じ、5月末をめどに一定の方向性を打ち出す考えだ。

航空業界の復興に向けICAOがタスクフォース設立=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 タスクフォースにはICAO理事国全36カ国からの代表者のほか、業界団体やWHO(世界保健機関)、UNWTO(国連世界観光機関)などが参加。政府や業界が持つあらゆるデータを活用し、差し迫った課題の解決策と、収束後の航空ネットワーク再構築に向けた優先事項の両方を示す。これにより業界のレジリエンス(回復力)を高めるとしている。

 ICAOのサルバトーレ・シッキターノ理事会議長はタスクフォースの初会合で「ICAOはこの不確実で例外的な状況でも国際航空を救い、オペレーション再開を促進することが求められている」と述べ、方針の具体化を急ぐ考えを示した。タスクフォースの議長はフランス代表のフィリップ・ベルトゥー氏が務める。

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