企業, 官公庁 — 2020年4月6日 11:04 JST

ヴァージン、大分空港を宇宙港に ジャンボで人工衛星打ち上げへ

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 航空機による人工衛星の打ち上げを手掛ける米ヴァージン・オービット(カリフォルニア州)は、大分空港を拠点に最速で2022年の人工衛星打ち上げを目指す。大分県と提携し、航空機で人工衛星を打ち上げる「水平型宇宙港」として大分空港を活用する。

人工衛星の打ち上げに使うヴァージン・オービットの747-400(同社提供)

人工衛星の打ち上げに使うヴァージン・オービットの747-400(同社提供)

 ヴァージン・オービットは、ジャンボの愛称で親しまれるボーイング747-400型機(登録記号N744VG)を人工衛星の打ち上げ用に改修。旅客機として運航していたヴァージン アトランティック航空(VIR/VS)時代と同じ「Cosmic Girl(コスミックガール)」と名付けた。地上からの打ち上げと異なり、柔軟な打ち合上げ地点の設定が可能だという。

 2019年6月には、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)と、日本・アジア展開に関する契約を締結。大分空港の活用については、4月2日に大分県が合意を発表した。

 大分県によると、宇宙港整備に向けた技術研究を始めるとともに、ヴァージンの協力を得て大分県内での宇宙産業創出を目指すという。

関連リンク
Virgin Orbit
大分県
全日本空輸

ANAHD、ヴァージン・オービットと提携 747で人工衛星打ち上げ(19年6月7日)