エアバス, エアライン, 機体 — 2013年4月23日 08:33 JST

IAGとブリティッシュ・エア、A350-1000を18機発注へ 長距離線に投入

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 エアバスは現地時間4月22日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)と同社を傘下に持つインターナショナル・エアライン・グループ(IAG)がA350-1000型機18機の購入とオプション18機について覚書(MoU)に署名したと発表した。長距離国際線の機材更新を進める。A350 XWBは今夏に初飛行を予定している中型機で、A350-1000はA350ファミリーでもっとも大きい機体。

ブリティッシュ・エアウェイズのA350のイメージイラスト(エアバスの資料から)

 BAWは50機以上のボーイング747-400型機を長距離線機材として保有。2007年に12機発注したA380は初号機を今年7月に受領後、8月と10月に1機ずつ計3機を年内に受領する見込みで、16年までに全機を受領する。

 今月5日には、18機の787の発注オプションを確定発注に切り替えたと発表し、17年から21年にかけて導入する。これまでに24機の787を確定発注しており初号機を5月に受領する予定で、内訳は787-8が8機、787-9が16機。787の追加発注も長距離国際線の機材更新の一環として行われた。

 A350 XWBファミリーは3機種で構成。長距離路線を飛行でき、航続距離は最大1万5580キロ(8500海里)。座席数は標準の3クラス仕様でA350-800が270席、A350-900が314席、A350-1000は350席となる。

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