エアライン — 2019年12月23日 17:17 JST

ANA、国内線割引運賃の予約期間拡大 搭乗355日前から、バリューとスーパーバリュー

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 全日本空輸(ANA/NH)は12月23日、予約を変更できない代わりに価格を抑えた国内線の割引運賃「ANA VALUE(ANAバリュー)」と「ANA SUPER VALUE(ANAスーパーバリュー)」の予約販売期間を、2020年2月7日予約分から拡大すると発表した。予約変更できる空席連動型運賃「ANA FLEX(ANAフレックス)」と同じく、搭乗355日前から予約できるようになる。

国内線割引運賃の予約期間を拡大するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 航空会社の運航スケジュールは、3月の最終日曜に始まる夏ダイヤと、10月最終日曜開始の冬ダイヤがあり、それぞれ2カ月前の1月下旬と8月下旬に確定する。これまでバリューやスーパーバリューは、運航スケジュールが確定した段階で販売を始めていたが、355日前から予約できるようにし、確定までは仮のスケジュールで予約を受け付ける。

 ANAは、バリューなど国内線の現行運賃を2018年10月28日搭乗分から導入。バリューとスーパーバリューの主な違いは予約期限と取消手数料で、バリューは搭乗前日または3日前まで購入できるのに対し、より安価なスーパーバリューは21/28/45/55/75日前までとなる。取消手数料はバリューは運賃の5%相当額だが、スーパーバリューは30-60%相当額になる。

 355日前からの予約はフレックスのほか、ANAのマイル制度「AMC(ANAマイレージクラブ)」の会員向け運賃「ANA SUPER VALUE EARLY(ANAスーパーバリューアーリー)」で受け付けており、非会員も購入できるバリューとスーパーバリューに拡大した形だ。一方、スーパーバリューアーリーは今回の変更でバリューやスーパーバリューと差がなくなったため、2020年12月20日搭乗分で販売を終了する。

 ANAでは、早期に予約するニーズとして、帰省や早めに旅程を決める旅行、コンサートに行く人などを想定している。

 2020年夏ダイヤ搭乗分(3月29日から10月24日)は、2020年1月29日午前9時30分から販売。AMC会員やANAカード会員などには、先行販売を実施する。

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全日本空輸

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