エアライン, 機体 — 2019年12月19日 10:31 JST

HAC、ATR42初受領 20年3月就航

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 仏ATRは現地時間12月18日、北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)にATR42-600型機の初号機(登録記号JA11HC)を引き渡した。2機確定発注したうちの1機で、3機あるサーブ340B型機を置き換えていく。

HACのATR42-600初号機(ATR提供)

 HACは札幌の丘珠空港を拠点とする日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社。2018年7月に開催された英ファンボロー航空ショーで、ATR42の発注に関する覚書(MoU)を締結した。確定発注が2機、オプションが1機で、座席数はJALグループで鹿児島空港を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)が導入したATR42-600と同様、1クラス48席となる。

 初号機には、北海道の大自然をイメージした特別塗装を施した。機体の左右で異なるデザインを採用し、左側は6カ所の就航地を雪の結晶で表現。右側にはシャケやコンブ、ウニなど道の特産品を描いた。デザインは北海道出身のデザイナー、鈴木奈々瀬さんが担当した。

 運航開始は夏ダイヤが始まる3月29日で、ビジネス路線となる丘珠-函館・釧路線を中心に投入。週末や連休などは観光需要に応じた編成も計画する。通常デザインとなる2号機(JA12HC)は2020年9月に受領し、同年10月の就航を予定している。

 HACがATRを導入したことで、JALグループのターボプロップ機はATRへの統一が進む。JACは12月20日で340Bの運航を終える。HACは現在、340Bの主要な整備をJACに委託しており、ATRも同様に運航していく。

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