エアバス, エアライン, 機体 — 2019年10月28日 12:58 JST

バニラのA320、ANAが180席仕様で国内線投入 20年1月から

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は、同じく傘下でLCCのバニラエア(VNL/JW)が運航していたエアバスA320型機のうち、一部を180席仕様のまま運航する。統合先のピーチ・アビエーション(APJ/MM)へ移管しない3機が対象で、2020年1月から運航を開始する見込み。

成田着最終便に投入したバニラエアのA320 JA02VA=19年10月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 対象となるのは登録記号がJA01VAからJA03VAまでの3機。バニラは180席仕様のA320を15機運航していたが、このうち12機をピーチ仕様に改修する。

 ピーチへ移管しない3機はいずれもANAHDがリース導入しているもので、バニラにサブリースしている。ANAが従来から導入している国内線用のA320は2クラス166席仕様だが、座席数を統一するためには配線などの変更する必要がある。改修した場合は2年程度かかることから、3機とも180席仕様のまま国内線に投入する。運航期間は機材により異なるが、各機材のリース返却となる約1年程度の運航を予定する。

 バニラは10月26日に全路線の運航を終了。翌27日にピーチと統合した。

バニラエアが運航していたA320 JA03VA=19年8月31日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バニラエアが運航していたA320 JA01VA=14年7月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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【お知らせ】
3段落目の表現を一部変更しました。(19年10月28日 14:57 JST)