エアライン, 空港 — 2019年10月22日 13:04 JST

JAL、自動手荷物預け機10月28日稼働 4月から顔パス搭乗

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、成田空港で自動手荷物預け機によるサービスを10月28日から開始する。空港の利便性を高める「スマートエアポート」の一環で、2020年春からは成田に導入される顔認証技術を使った搭乗手続き「OneID」の使用を始める。

JALが成田空港でサービスを始める自動手荷物預け機=19年10月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 自動手荷物預け機は、空港を運営する成田国際空港会社(NAA)が設置したものを使用。28日の段階では第2ターミナル南のOカウンターの7台が稼働し、2020年4月からはMカウンターでも7台がサービスを始める。今年6月に自動チェックイン機の増設やレイアウト変更を実施済みで、手荷物を預ける際の利便性を向上する。

 NAAの自動手荷物預け機を使ったサービスは、全日本空輸(ANA/NH)も9月17日から第1ターミナル南ウイングで提供している。

 OneIDは、航空会社などが加盟するIATA(国際航空運送協会)が推進する旅客搭乗手続きの自動化プロジェクト「ファストトラベル」のひとつ。チェックイン時に顔写真を登録すると、保安検査や出国審査、搭乗口などを止まらずに通過できる。導入するのはKカウンターとMカウンターの一部、保安検査場(中央と南)、搭乗口で、2020年春を予定している。

 また、車いす利用者など係員の手伝いが必要な人を対象とした「スペシャルアシスタンス」カウンターも2020年1月にリニューアル予定。第2ターミナル南の南団体カウンターエリアに設ける。

 JALは成田空港内の施設改善を進めており、すでにラウンジのリニューアルオープンを今年4月から10月にかけて行っている。

JALが成田空港でサービスを始める自動手荷物預け機=19年10月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港に設置されたJALの自動チェックイン機=19年10月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

改修が進む成田空港のJALチェックインカウンター=19年10月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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