エアライン, 空港 — 2019年10月15日 23:12 JST

ANAとJAL、羽田-富山・小松臨時便や大型化 北陸新幹線不通で

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 東京と金沢を結ぶ北陸新幹線が、台風19号の影響で全線再開までに1週間以上かかる見込みとなったことから、全日本空輸(ANA/NH)が羽田-富山線と小松線、日本航空(JAL/JL、9201)が羽田-小松線で、臨時便の運航や機材の大型化を実施する。

—記事の概要—
ANA:富山線と小松線
JAL:小松線

ANA:富山線と小松線

 ANAは、14日も臨時便を運航した羽田-富山線では、16日は2往復4便を大型化。羽田を午前7時55分に出発するNH313便と富山午前9時35分発NH316便を、通常のボーイング737-800型機(2クラス166席)から777-200(同405席)に大型化し、1便あたり239席(約2.4倍)増やす。羽田午後6時5分発NH319便と富山午後7時45分発NH322便は、737-800から787-8(同335席)に169席(約2倍)大型化する。

ANAが羽田-富山線の臨時便に投入するA321neo=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 17日は2往復4便の大型化に加え、臨時便を1往復2便設定。16日と同じNH313便、316便、319便、322便を737-800から767-300に大型化し、1便あたり104席(63%)増やす。臨時便は、羽田午後0時45分発NH1411便と富山午後2時20分発NH1412便で、機材はエアバスA321型機(同194席)を使用する。

 18日は2往復4便を大型化し、臨時便を2往復4便運航。17日までと同じNH313便、316便、319便、322便を737-800から767-300に大型化し、1便あたり104席(63%)増やす。臨時便は、羽田午前11時45分発NH1411便と富山午後1時25分発NH1412便、羽田午後3時20分発NH1413便と富山午後5時発NH1414便で、機材はいずれもA321を投入する。

 羽田-小松線では、16日は1往復2便を大型化する。羽田を午後4時40分に出発するNH755便と小松午後6時35分発NH758便を、通常の767-300(同270席)から787-8に大型化。1便あたり65席(24%)増やす。

 17日は2往復4便が大型化の対象になる。羽田午前8時40分発NH751便と小松午前10時20分発NH754便は、通常のA321から787-8に141席(73%)大型化。羽田午後4時40分発NH755便と小松午後6時35分発NH758便は、767-300から777-200に135席(50%)大型化する。

 18日の小松線は、臨時便や大型化の計画は現時点ではないという。

JAL:小松線

JALが羽田-小松線に投入する767-300ER=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALは、羽田-小松線で16日から18日まで、臨時便の運航と機材大型化を実施。大型化は1日あたり1往復2便が対象で、羽田を午後3時55分に出発するJL189便と小松午後5時45分発JL190便を、通常の737-800(2クラス165席)から767-300ER(3クラス252席で2クラス運用)に大型化し、1便あたり87席(53%)増やす。

 臨時便は1日あたり1往復2便で、機材は737-800。羽田を午後7時に出発するJL4583便と小松午後8時35分発JL4584便を運航する。

 19日以降は、決定次第発表する。

関連リンク
全日本空輸
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