エアライン, 解説・コラム — 2013年4月6日 23:00 JST

JALはなぜ純米大吟醸で揃えたのか 機内食担当に聞く日本酒選び

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 国際線のファーストやビジネスクラスの楽しみと言えば機内食。食事とともにワイン選びを楽しむ人も多いのではないか。一方、同じ酒類でも今ひとつ注目を浴びないのが日本酒だ。

 日本航空(JAL、9201)では3月に入り、国際線ファーストとビジネス両クラスで提供する日本酒を刷新。3カ月ごとに入れ替える銘柄は、ビジネスの1本を除き純米大吟醸で統一した。これまで、純米大吟醸とともに大吟醸や純米吟醸も提供していたが、国際線ファーストクラスはすべて純米大吟醸になった。

—記事の概要—
純米大吟醸ありき、ではない
ビジネスで若手に機会を
15銘柄中13銘柄がJALオリジナル
十四代の粕漬けで1.7倍

 なぜ純米大吟醸がメインなのか、銘柄選びの苦労は──。酒の中でも特に日本酒を好む記者個人の好奇心もあり、JALの商品サービス開発部機内食オペレーション室の瀬戸山善久アシスタントマネジャーと、同部リードキャビンアテンダントの横山由美さんにお話を伺った。

磯自慢を手にする瀬戸山さん(左)と伯楽星を持つ横山さん=13年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

純米大吟醸ありき、ではない

 「純米大吟醸に固執したわけではなく、幅広いニーズに応えられる銘柄を心がけた結果、こうなりました」と説明する瀬戸山さん。純米大吟醸は酒米(さかまい)を50%以上磨くなど、一般的に高級な部類に入るが、名前ありきの選定ではなかった。「日本酒好きな方は力強い純米吟醸を好む方も多いのですが、口当たりの良さや料理との相性などで、結果的に純米大吟醸になりました」。

 単体のネームバリューや希少価値も銘柄選びの基準にはなったが、機内食メニューとのバランスも重要視した点だという。「香りの高いものが一つあれば、


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。
  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: