エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2019年8月21日 20:20 JST

JALのA350、羽田-札幌・那覇就航へ 10月と20年2月

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 日本航空(JAL/JL、9201)は8月21日、エアバスA350-900型機を羽田-札幌(新千歳)線と那覇線に就航させると発表した。2路線目の札幌線は冬ダイヤ初日の10月27日から、3路線目の那覇線は2020年2月1日から投入する。

新千歳空港と那覇空港に10月から順次就航するJALのA350=19年6月 PHOTO: Stringer/Aviation Wire

 A350-900は大型機で、羽田発着の国内線幹線に投入しているボーイング777-200型機(3クラス375席)の後継。9月1日に、1路線目の羽田-福岡線に就航する。当初は1日3往復6便に投入し、2021年度末までに同路線の777-200を置き換える。

 札幌線と那覇線は投入便が確定したものの、運航スケジュールは未定。札幌線は羽田発札幌行きがJL503/517/525/527便、札幌発羽田行きはJL504/516/526/528便に10月27日から投入する。那覇線は羽田発那覇行きがJL901便、那覇発羽田行きはJL902便に2月1日から投入が決まった。

 A350-900の座席数は3クラス369席で、ファーストクラスが12席(2-2-2席配列)、クラスJが94席(2-4-2席)、普通席が263席(3-3-3席)。全クラス全席に電源コンセントと充電用USB端子、個人用画面を備え、機内インターネット接続「JAL Wi-Fiサービス」を無料で提供する。

 JALは2013年10月7日に、A350 XWBを最大56機導入すると発表。確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入する契約を締結した。A350-900は主に国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継で、年に4-5機ずつ受領し、国際線への投入は2023年以降を計画している。

 札幌線と那覇線への投入時期が決まったことで、国内線幹線の中でA350の就航時期が確定していないのは伊丹線のみとなった。羽田-伊丹線には、787-8の国内線仕様機(3クラス291席)を10月27日から投入し、767-300ER(3クラス252席)を中心に置き換えを進めていく。JALが国内線に787を就航させるのは同路線が初めて(関連記事)。

関連リンク
A350就航記念特別サイト(JAL)
日本航空

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