企業 — 2019年4月3日 19:40 JST

GW航空券価格、国際線2倍以上に 国内線は9.8%増、スカイスキャナー調査

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 大手旅行検索サイトのスカイスキャナー(Skyscanner)の日本法人、スカイスキャナージャパンは4月2日、ゴールデンウイーク期間中の国際線航空券の平均価格が前年同期比114.9%(2.1倍)上昇したと発表した。国内線は9.8%(1.1倍)上昇で、国際線が大きく値上がりした。

前年と比較し2倍の価格となったGWの国際線航空券(イメージ)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 4月27日から5月6日までのゴールデンウイーク期間の日本発往復で、スカイスキャナーで予約された平均価格を2018年の同時期(4月28日から5月6日まで)と比較した。平均価格はエコノミー1人分で、今年と2018年とも3月25日時点の値で算出した。

 国際線の航空券価格は、2都市が前年を下回った。最も下回ったのはコペンハーゲン(デンマーク)で、12.7%低下。プラハ(チェコ)は5.9%低下で2位となった。3位からは前年を上回り、フィリピン・ボラカイ島の玄関口カティクランが0.4%上昇で3位、ダバオ(フィリピン)が1.4%上昇で4位、ロシアのウラジオストクが8.0%上昇で5位となった。

 国内線の上位5都市は、いずれも前年を下回った。価格が最も低下したのは青森で、前年同期比15.5%低下。2位は秋田で12.6%低下となった。3位は女満別(北海道)で10.4%低下、4位は石垣島(沖縄)で6.4%低下、5位は仙台で4.5%低下となった。

 新元号「令和」が始まる5月1日は、天皇の即位の日にあたるため、休日となる。祝日法では前日と翌日が祝日の場合、挟まれた日を「国民の祝日」とする。4月29日は「昭和の日」、5月3日は「憲法記念日」で祝日となるため、4月30日と5月2日が祝日扱いとなり、ゴールデンウイークはカレンダー上では10連休となる。

航空券価格の上昇率が低いトップ5(括弧内は前年同期比)
国際線
1位 コペンハーゲン(12.7%低下)
2位 プラハ(5.9%低下)
3位 カティクラン(0.4%増)
4位 ダバオ(1.4%増)
5位 ウラジオストク(8.0%増)

国内線
1位 青森(15.5%低下)
2位 秋田(12.6%低下)
3位 女満別(10.4%低下)
4位 石垣島(6.4%低下)
5位 仙台(4.5%低下)

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