エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2019年3月25日 12:34 JST

ブリティッシュエアの747、合併時デザイン 復刻塗装4機そろう

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 ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)は、1970年代後半の塗装を復刻したボーイング747-400型機(登録記号G-CIVB)の運航を、現地時間3月21日に開始した。同機が退役する2022年まで投入する。同社の国際線定期便就航100周年を記念した復刻塗装で、今回の747で4種類の復刻デザインが出そろった。

74年から80年までの塗装を復刻したブリティッシュ・エアウェイズの747-400=PHOTO: Stuart Bailey/British Airways

 復刻したのは1974年から1980年まで導入していたもの。当時のBOAC(英国海外航空)とBEA(英国欧州航空社)が合併したときのデザインで、初めて「British airways」と表記されたデザインとなる。

 747をアイルランドのダブリンにあるIAC(International Aerospace Coatings)に持ち込み、復刻デザインに塗り変えた。21日朝に拠点となるロンドン・ヒースロー空港に到着し、同日のケープタウン行きBA43便が初便となった。今後はケープタウン線のほか、ラスベガスなど、747の運航路線に投入する。

 BAは100周年記念の復刻デザイン機を、4機に施した。復刻初号機はBOAC塗装の747-400(G-BYGC)で、2月19日から運航を開始した。2号機はBEA塗装のエアバスA319型機(G-EUPJ)で、3月4日にヒースロー空港に到着。3号機となった747-400(G-BNLY)には、1984年から1997年まで導入していた米ランドー(Landor)社のデザインしたを復刻し、3月9日から運航を開始した。

 今回の747が4機目の復刻で、計画している4機すべてが出そろった。

 復刻塗装は、BAの前身のひとつであるAT&T(エアクラフト・アンド・トラベル・リミテッド)が1919年8月25日にロンドンとパリの間で運航した、世界初の国際線定期便就航100周年を記念したもの。1939年に設立し、北米やアジアなどの長距離路線を運航していたBOACと、1946年に設立し、欧州域内や英国内線を担っていたBEAの2社が、1974年に合併して現在のBAとなり、1987年2月に民営化された。

74年から80年までの塗装を復刻したブリティッシュ・エアウェイズの747-400=PHOTO: Iain White/ Fennell Photography

74年から80年までの塗装を復刻したブリティッシュ・エアウェイズの747-400=PHOTO: Iain White/ Fennell Photography

74年から80年までの塗装を復刻したブリティッシュ・エアウェイズの747-400=PHOTO: Stuart Bailey/British Airways

74年から80年までの塗装を復刻したブリティッシュ・エアウェイズの747-400=PHOTO: Stuart Bailey/British Airways

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