エアライン, 空港 — 2019年1月13日 14:25 JST

東北就航目指した地域航空準備会社が破綻 資金調達が難航

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 東京商工リサーチ(TSR)によると、航空路線網の空白地帯である東北・日本海側への就航を目指していた「エア・リージョナル・ジャパン」(千代田区)がこのほど破綻した。負債額は調査中で、資金調達に行き詰まったという。

エア・リージョナル・ジャパンが就航を検討していた庄内空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社は2016年11月設立で、資本金は3150万円。社長には全日本空輸(ANA/NH)出身の平賀清一氏が就任し、庄内空港(山形県)や秋田空港などと、成田空港や関西空港を結ぶ路線の2020年開設に向け、国土交通省航空局(JCAB)や機体メーカー、自治体などとの調整を進めていたが進展せず、事業継続を断念した。

 自治体などが出資する地域航空会社はいずれも経営環境が厳しく、国交省や航空会社などが再編の道を探っている。2018年12月18日には、国交省が「地域航空の担い手のあり方に係る実務者協議会」の検討結果報告書を公表。取り組みの第1弾として、2019年度内にANAと日本航空(JAL/JL、9201)の大手2社と九州の地域航空会社3社によるLLP(有限責任事業組合)の設立を目指し、経営改善効果の試算や運営ルールづくりをはじめ、共同事業を模索する。

 地域航空会社を設立する動きでは、福岡市のリンクが2013年に自己破産。2018年2月には、2019年就航を目指していた鹿児島県のエア奄美が資金調達に行き詰まり解散している。

関連リンク
東京商工リサーチ

ジェットスターが庄内就航検討
ジェットスター・ジャパン、庄内就航検討 空白地帯解消狙う(18年11月27日)

地域航空会社を巡る動き
九州の航空会社、LLP設立で共同事業へ 国交省が報告書(18年12月19日)
エア奄美、2月末解散 地方創生型LCC、就航断念(18年1月26日)
地域航空リンク、自己破産か(13年12月10日)