エアバス, エアライン, 機体 — 2018年11月14日 20:50 JST

A321LR、納入開始 単通路機で世界最長、アルキアに初号機

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 エアバスは現地時間11月14日、単通路機では世界最長の航続距離を誇る、A321LR型機の引き渡しを開始したと発表した。初号機(登録番号4X-AGH)をアルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)に引き渡し、同社はローンチオペレーターとなった。

A321LRのローンチオペレーターとなったアルキア(エアバス提供)

 A321LRは、新型エンジンを採用したA321neoの航続距離をさらに伸ばした長距離型。最大離陸重量(MTOW)を97トンに引き上げ、3個目の中央燃料タンクを追加することで、航続距離を単通路機では世界最長となる約7408キロ(4000海里)に延長した。この場合の座席数は、206席を想定している。

 10月2日には、EASA(欧州航空安全局)とFAA(米国連邦航空局)から型式証明を取得したと発表。型式証明の取得により、従来は2個までだった燃料タンクが最大3個の搭載まで認められ、エンジンが1基停止しても洋上飛行が一定時間可能な「ETOPS(イートップス)」運航が可能になる。A321LRでは、新燃料管理システムを導入し胴体下部構造を強化した。

 日本の航空会社では、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が今年7月に開かれたファンボロー航空ショーで、A321LRを2機発注。2020年10-12月期に初号機を、2020年度内に2機目を受領し、片道7時間程度となる東南アジア方面の国際線を中心に投入する。

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ARKIA Israeli Airlines
Airbus
エアバス・ジャパン

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