エアライン, ボーイング, 機体 — 2018年9月4日 11:40 JST

スカイマーク、星空ジェットお披露目 就航20周年、パイロットがデザイン

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 スカイマーク(SKY/BC)は9月3日、就航20周年を記念した特別デカール機「星空ジェット」(ボーイング737-800型機、登録番号JA73NQ)を、羽田空港の格納庫でお披露目した。4日から1年程度運航予定で、運航前日に同社ウェブサイトで告知するという。

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スカイマークは、1998年9月19日に1路線目の羽田-福岡線が就航。今年で20周年を迎えることから、機体デザインを社内で募集し、社員による投票の結果、運航乗員部乗員課の副操縦士、橋本俊太郎さんの案が選ばれた。

 3日の記念イベントでは、左右でデザインが異なる星空ジェットのお披露目のほか、機内BGMを手掛けるピアニスト・作曲家の川上ミネさんによる生演奏などが行われた。

 スカイマークの市江正彦社長は、「この絵には意味がある。会社ができた当時のマスコット『クービー(CooBee)』はアヒルで、今の垂直尾翼は大きい星が一つだが、創業時ははくちょう座だった。20年前、自分たちはアヒルの子だけれども、将来は白鳥のようにはばたくという思いが込められていた。このエピソードを聞いた橋本さんが、機体に白鳥を描いた」と、機体に込められた思いを語った。

 佐山展生会長は、2015年1月の破綻直後からの再生を振り返り、「破綻直後は『スカイマークは遅れる』とよく言われ、実際に2010年度、2011年度の定時運航率は最下位だった。定時運航率日本一を達成しようと社員とがんばり、7月31日に(国土交通省が発表した数値で)ナンバーワンになった。今後は断トツの1位を目指し、お客様満足度1位を達成したい」と、次の目標を掲げた。

 市江社長は、「2年後には再上場を実現しないといけない。もっとしっかりした、大きな三つ目になりたい」と述べ、大手2社とは異なる第三極としての存在感を出していきたいとの抱負を述べた。

羽田で開かれた就航20周年イベントで「星空ジェット」をバックに今後の展望を語るスカイマークの佐山会長(左)と市江社長=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントで「星空ジェット」を披露するスカイマークの佐山会長=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントで今後の展望を語るスカイマークの佐山会長(左)と市江社長=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントでお披露目された「星空ジェット」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれた就航20周年イベントに登場したマスコット「クービー」=18年9月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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