エアライン — 2018年8月10日 15:28 JST

スクート、9月から運賃値上げ 燃油費高騰で

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 シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクート(TGW/TR)は、9月1日から運賃を片道最大1600円値上げする。原油価格の高騰によるもの。

9月から運賃を値上げするスクート=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 値上げ予定額は片道800円と同1600円で、800円の値上げとなるのが成田-台北(桃園)線と関西-高雄線、関西-バンコク(ドンムアン)線、札幌(新千歳)-台北線の4路線。1600円値上げするのが、成田-バンコク線、成田-シンガポール線、関西-シンガポール線、関西-ホノルル線、札幌-シンガポール線の5路線となる。

 成田-台北線の場合、エコノミークラスはもっとも安価な運賃種別「FLY(フライ)」の場合、現在の片道6800円から4万1800円が、値上げ後の予定額は7600円から4万2600円となる。ビジネスクラスの「スクートビズ」は現行の1万8800円から4万8800円が、1万9600円から4万9600円に値上げされる。

 成田-バンコク線は、エコノミークラスが現在の9800円から6万1900円が、値上げ後は1万1400円から6万3500円に、スクートビズが現在の2万9800円から7万800円が、3万1400円から7万2400円に値上げとなる。

 運賃はこのほかに空港諸税が必要だが、燃油サーチャージは徴収していない。スクートによると、燃油費は運航費用の約32%を占め、前年比31%増となったことが響いたという。

 シンガポールケロシンの市況価格を見ると、4月から5月までの2カ月平均は1バレル87.70米ドルで、前年同期の62.51米ドルと比べて40.3%値上がりしている。

値上げ後の変更予定運賃例
成田-台北線
エコノミー(FLY) 片道7,600円から42,600円
スクートビズ 片道19,600円から49,600円

成田-バンコク線
エコノミー(FLY) 片道11,400円から63,500円
スクートビズ 31,400円から72,400円

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