企業, 機体 — 2018年4月20日 08:44 JST

川重、西日本空輸にBK117C-2ドクターヘリ

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 川崎重工業(7012)は4月19日、中型双発ヘリコプター「BK117C-2」を西日本空輸に引き渡したと発表した。国内45機目の納入で、救急医療用ドクターヘリとして運用される。

川崎重工が西日本空輸に納入したBK117C-2ドクターヘリ(同社提供)

 機内には救急医療サービスを実施するため、EMSキットを装備。医療専用床や担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井・側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯・医療用機材の電源ユニットなどを搭載している。

 BK117は川重と旧西ドイツのMBB(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ)が共同開発し、1982年に国産ヘリとして初の型式証明を取得。1983年に初号機を納入した。

 4月19日時点で、川重の納入分は178機。エアバスヘリ納入分を合わせると、世界で1400機以上が引き渡されており、ドクターヘリ、人員や物資輸送、警察、消防、防災、報道などの分野で運用されている。

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