エアライン — 2018年1月25日 18:54 JST

スターアライアンス、世界一周運賃の途中降機回数引き下げ

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 全日本空輸(ANA/NH)などが加盟する航空連合のスターアライアンスは現地時間1月24日、世界一周運賃の利用条件を変更した。旅程の中で途中降機しなければならない回数を、これまでの最低3回を2回に減らした。ルール改定により、使いやすくしたという。

世界一周運賃のルールを改定したスターアライアンス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 世界一周運賃は、加盟28社のネットワークで、191カ国1300都市の中から旅程を組むことができる。運賃は利用者が組む旅程により異なり、搭乗する距離の合計マイルに応じて、2万9000マイル、3万4000マイル、3万9000マイルの3種類の運賃を、ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスで設定。スターアライアンスでは、地球の赤道外周を測定すると約2万4900マイルになることを、参考として挙げている。

 旅程は各運賃の最大マイル数以内で自由に組めるが、旅行を始める国と帰着する国は同一である必要がある。ルートは東回りか西回りのいずれかで、途中で逆回りはできない。また、太平洋と大西洋を各1回横断することが条件となる。

 旅程全体を通して少なくとも2都市で途中降機し、ひとつの都市で24時間以上の滞在が必要。運賃により、最高5回から15回の途中降機ができる。一方、ビジネスクラスとエコノミークラスに設定がある廉価版の特別運賃では、途中降機の条件は最低3回となる。

 スターアライアンスによると、世界一周旅行者のうち約50%はビジネスクラスを利用。約8%がファースト、30%がエコノミーに乗っているという。

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