ボーイング, 機体 — 2012年11月13日 22:15 JST

787、月産5機に 生産レート増加後初の最終組立完了

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 ボーイングは現地時間11月12日、生産レートを月産5機に引き上げ後初の787型機の最終組立を先週完了したと発表した。同機は83号機目。

エバレットの787組立工場=12年10月 PHOTO: Gail Hanusa/Boeing

 787の生産レートは、2012年前半に2.5機から3.5機に増加。昨年と比較し倍増したことになる。ボーイングでは、787の生産レートを13年後半までに月産10機とする計画。現在、シアトルとサウスカロライナの工場で最終組立を行っている。

 ボーイングによると、製造機数増をチームワークと新たなテクノロジーの活用で実現しており、従業員が参画する約500のチームが効率性や品質、安全性、成長性を向上させる方法を追求しているという。

 この成果として、水平尾翼安定板の作動を補助する電子アクチュエーターのプラスチック製保護カバーの開発があり、現在では製造工程の一環として使用され、機体完成までの時間短縮に貢献している事例を挙げている。また、新型ドリルの導入で精密性向上や時間短縮を行った。

 12日時点で787のデリバリー機数は8社35機で、受注残は58社800機以上となっている。

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Boeing
ボーイング・ジャパン

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