エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2017年3月28日 09:05 JST

ベトナム航空、7機目のA350 羽田で機内公開

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 ベトナム航空(HVN/VN)は3月27日、ハノイ-羽田線に投入しているエアバスA350-900型機の機内を、報道関係者に公開した。

羽田に到着したベトナム航空のハノイ発VN384便=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ベトナム航空のA350-900は3クラス305席(ビジネス29席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー231席)を設定。現在はプレミアムエコノミーをエコノミークラスとして販売しているが、今夏から秋をめどに、プレミアムエコノミーとしての販売開始を見込む。

 2016年冬ダイヤまでのハノイ-羽田線には、A321(177席:ビジネス16席、エコノミー161席)を投入していた。約1.7倍に大型化することで、需要獲得を強化する。

 ベトナム航空はA350-900を14機導入予定で、うち10機は自社購入、4機はリースとなる。初号機(登録番号VN-A886)は2015年6月に受領。3月27日現在、7機を所有している。初号機から4号機まではリース導入で、5号機以降は購入機となる。

 27日に公開したのは、現段階で最新の7号機(VN-A892)で、現地時間3月16日に仏トゥールーズからハノイに到着した。7号機で運航した3月27日のハノイ発VN384便は、定刻より30分近く早い午後2時30分ごろ、羽田に到着。前日の26日も定刻より45分早く到着し、2日連続で早着となった。ベトナム航空によると、A321と比較し、エンジン性能の向上などが要因だという。

 ベトナム航空がA350を日本路線に定期投入するのは、2016年10月30日からのホーチミン-関西線に続き2路線目。日本に初飛来したのは2015年9月20日で、ホーチミン-成田線に初号機を機材変更で臨時投入した。

 A350-900はボーイング777-200型機から機材更新する。A350とほぼ同時期となる2015年7月から導入している787-9は、A330と置き換える。

羽田に着陸するベトナム航空のハノイ発VN384便=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田空港143番スポットに向かうベトナム航空のハノイ発VN384便=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ベトナム航空のA350-900ビジネスクラス=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ベトナム航空のA350-900プレミアムエコノミー。現在は通常のエコノミーとして使用=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ベトナム航空のA350-900エコノミー=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ベトナム航空羽田発ハノイ行きVN385便の運航乗務員と客室乗務員=17年3月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
VN384 ハノイ(08:15)→羽田(15:05)
VN385 羽田(16:35)→ハノイ(20:20)

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