エアライン, 空港 — 2017年2月21日 11:40 JST

春秋航空日本、成田-佐賀増便 関空は減便

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 春秋航空日本(SJO/IJ)は2月21日、成田-佐賀線を夏ダイヤが始まる3月26日から、1日2往復に増便すると発表した。一方、成田-関西線は同日から1日1往復に減便する。

成田-佐賀線を増便し関西線を減便する春秋航空日本=16年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田-佐賀線は、2014年8月1日に同社が運航開始と同時に開設。当初は1日2往復だったが、2015年の夏ダイヤ(3月29日から10月24日)では金曜と土曜、日曜のみ2往復する1日最大2往復となり、2016年の冬ダイヤ(10月30日から17年3月25日)では1日1往復に減便していた。

 春秋航空日本によると、成田空港で希望する時間帯の発着枠を獲得できたため、増便したという。現在確定しているのは6月30日までで、7月1日以降の運航スケジュールは今後発表する。増便分の航空券は、21日午後3時から販売を始める。

 増便分の運航スケジュールは、佐賀行きIJ603便は成田を午後4時30分に出発し、午後6時45分着。成田行きIJ604便は午後7時25分に佐賀を出発し、成田には午後9時10分に到着する。

 春秋航空日本は運航開始当初、成田-佐賀と広島、高松の国内3路線を運航していたが、高松は2015年10月に撤退。国内線は2016年8月20日に札幌へ、9月28日には関西空港へ乗り入れを開始し、現在4路線となっている。いずれも成田発着で、広島線と関西線を1日2往復、佐賀線と札幌線を1日1往復運航しており、1月28日から春節による訪日需要を見込んで増便した関西線は、3月26日から1日1往復に減便する。

 国際線も成田発着4路線で、2016年2月13日に武漢線、翌14日から重慶線を開設。今年1月28日に天津線、翌29日にハルビン線を就航させた。重慶線とハルビン線を週4往復、武漢線と天津線を週3往復運航している。

 機材はボーイング737-800型機(1クラス189席)が4機。就航以来3機体制だったが、1月11日に4号機(登録番号JA04GR)が引き渡された。今後5号機と6号機を、6月から7月に受領する見通し。当面は6機体制で運航していく。

運航スケジュール(3月26日から6月30日まで)
既存分
IJ601 成田(11:40)→佐賀(13:55)
IJ602 佐賀(14:35)→成田(16:20)

増便分
IJ603 成田(16:30)→佐賀(18:45)
IJ604 佐賀(19:25)→成田(21:10)

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