官公庁, 空港 — 2016年12月7日 20:40 JST

成田空港、敷地拡張を申請 駐機場200スポットに

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 成田国際空港会社(NAA)は、空港を拡張する変更許可を国土交通大臣に12月6日付で申請した。第2ターミナル付近を拡張し、スポット(駐機場)を増加する。増加後は1時間あたりの発着回数を68回から72回に拡大する。

変更許可申請の概要(NAAの資料からAviation Wire作成)

敷地拡張で発着回数増を目指す成田空港=15年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 B滑走路南側と第2ターミナル南側にエプロン(駐機エリア)を新設する。合計で18万1000平方メートルを整備し、15スポットを新設する。15スポットのうち、12スポットを大型機と小型機に対応できる「マルチスポット」とし、3つは小型機専用のスポットにする。小型機専用スポットは第2ターミナル南側のみに整備する。

 エプロンの整備に伴い、既存の誘導路の切替えやエプロンと既存の誘導路を結ぶ、1940メートルの誘導路を整備。また、空港の敷地範囲をおよそ20ヘクタール拡大する。整備完了は2021年9月30日を予定している。

 増設する15スポットのうち、2020年の東京五輪・パラリンピック前までに12スポットを先行で供用する。12スポット中9つがマルチスポットで、3つが第2ターミナル南側の小型機専用スポットとなる。

 9つのマルチスポットのうち、B滑走路南側は7スポット、第2ターミナル南側に2スポットを整備。五輪後に整備する3スポットは、いずれもB滑走路南側で供用する。

 現在の成田空港には、小型機換算で169スポットある。五輪前までにマルチスポット9カ所(小型機換算で18スポット)と小型機専用3スポットのほか、第3ターミナルで5スポットを供用。現在供用している1スポットの閉鎖も計画している。五輪前で計25スポット増加し、194スポットとなる。

 五輪後はマルチスポット3カ所を供用。6機分増加し、小型機を200機駐機できるようになる。

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