エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2016年11月2日 02:14 JST

ピーチ、羽田から上海就航 国内LCC初、関西からも

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は11月2日午前2時すぎ、羽田-上海線を深夜便で開設した。国内LCCでは初の上海就航で、浦東国際空港へ乗り入れる。関西空港からも、1日夜に就航した。

ピーチの羽田発上海行き初便に搭乗する乗客=16年11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田-上海線と関西線の2路線は、いずれも週5往復運航。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)で、関西発は火曜と木曜、金曜、土曜、日曜に、上海発と羽田発着は月曜と水曜、金曜、土曜、日曜に運航する。片道運賃は羽田線が6980円から、関西線が6280円から。

 ピーチの羽田からの国際線は、2015年8月8日就航の台北(桃園)線、2016年2月6日就航のソウル(仁川)線に続き、上海線で3路線目。いずれも深夜便で、台北線は国内LCC初の羽田就航となった。

 羽田-上海線の運航スケジュールは、上海行きMM1079便は午前2時10分に羽田を出発し、午前5時着。羽田行きMM1078便は午前1時25分に上海を出発し、午前4時55分に到着する。

 関西線は上海行きMM079便は午後10時25分に関西を出発して、翌日午前0時20分着。関西行きMM080便は午前6時5分に上海を出発し、午前9時15分に到着する。夜便の関西線は1日夜から、深夜便の羽田線は2日からの就航となった。

 2日は羽田で上海行きMM079便初便(A320、登録番号JA807P)の就航セレモニーが開かれ、客室乗務員が上海の見どころや、深夜便での日帰り弾丸旅行など深夜便ならではの魅力などを紹介。搭乗口付近では記念撮影コーナーも設けられ、搭乗前の乗客が客室乗務員とフレームに収まっていた。同便は乗客172人を乗せて出発した。

 ピーチは現在17機のA320を運航しており、11月中に18号機(JA818P)を受領予定。2路線の開設により、国際線12路線と国内線14路線の計26路線になった。

 週5往復で開設した今回の上海2路線は、早ければ2017年3月にも週7往復化できるよう、中国当局と調整を進めていく見通し。

*ピーチが札幌・仙台からも上海へ(弊紙スクープはこちら)。

運航スケジュール
羽田-上海(浦東)線
MM1079 羽田(02:10)→上海(05:00)運航日:月水金土日
MM1078 上海(01:25)→羽田(04:55)運航日:月水金土日

関西-上海(浦東)線
MM079 関西(22:25)→上海(翌日00:20)運航日:火木金土日
MM080 上海(06:05)→関西(09:15)運航日:月水金土日

ピーチの羽田発上海行き初便に搭乗する女の子とハイタッチする客室乗務員=16年11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ピーチの羽田−上海線搭乗口前で記念撮影する乗客=16年11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田−上海線就航イベントでボードを手にするピーチの客室乗務員=16年11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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