英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2026年7月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門は、サウジアラビア国営のサウディア(前サウジアラビア航空、SVA/SV)が3カ月連続で首位を獲得した。日系大手2社は全日本空輸(ANA/NH)が12カ月(1年)連続、日本航空(JAL/JL、9201)が7カ月連続でトップ10圏外。アジア太平洋でもランクインを逃し、低調が続いている。

7月の定時到着率が3カ月連続で首位となったサウディア=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など4地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分以下の遅延を「定時到着」と定義する。
—記事の概要—
・グローバル
・アジア太平洋
・北米
・欧州
・中南米
・中東・アフリカ
グローバル
全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、サウディアが1位を獲得。定時到着率は87.24%、運航便数は1万6406便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は92.16%だった。日本勢は2022年11月から3年9カ月連続で首位を逃している。
定時到着率2位はシンガポール航空(SIA/SQ)で85.32%、3位はエア・インディア(AIC/AI)で84.33%。4位はスカンジナビア航空(SAS/SK)で84.32%、5位はアエロメヒコ航空(AMX/AM)で83.96%だった。
アジア太平洋
アジア太平洋は、韓国LCCのティーウェイ航空(TWB/TW)が1位を獲得。定時到着率は87.27%、運航便数は5235便、コンプリーションファクターは98.95%だった。
定時到着率2位は韓国LCCのチェジュ航空(JJA/7C)で87.09%、3位はインディゴ(IGO/6E)で85.69%。4位はシンガポール航空(85.32%)、5位はフィリピン航空(PAL/PR)で84.61%だった。
日本勢はトップ10に入らず、ANAは3カ月連続、JALは4カ月連続で圏外となった。
北米
北米はカナダのウエストジェット(WJA/WS)が3カ月連続で1位を獲得。定時到着率は83.93%、運航便数は1万9748便、コンプリーションファクターは99.45%だった。
定時到着率2位はアラスカ航空(ASA/AS)で76.19%、3位はユナイテッド航空(UAL/UA)で75.38%。4位はデルタ航空(DAL/DL)で75.00%、5位はアメリカン航空(AAL/AA)で71.97%だった。
欧州
欧州はスカンジナビア航空が1位を獲得。定時到着率は84.32%、運航便数は2万650便、コンプリーションファクターは98.66%だった。
定時到着率2位はターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)で81.34%、3位はKLMオランダ航空(KLM/KL)で79.42%。4位はスペインのブエリング航空(VLG/VY)で79.39%、5位はトルコのサンエクスプレス(SXS/XQ)で78.86%だった。
中南米
中南米はアズール・ブラジル航空(AZU/AD)が1位を獲得。定時到着率は87.74%、運航便数は2万4082便、コンプリーションファクターは98.15%だった。
定時到着率2位はブラジルのゴル航空(GLO/G3)で87.66%、3位はチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)で85.77%。4位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で85.50%、5位はアエロメヒコ(83.96%)だった。
中東・アフリカ
中東・アフリカは、南アフリカのサフエアー(SFR/FA)が1位を獲得。定時到着率は89.16%、運航便数は5344便、コンプリーションファクターは99.63%だった。
定時到着率2位はサウディア(87.24%)、3位はロイヤル・ヨルダン航空(RJA/RJ)で86.59%だった。4位は南アフリカ航空(SAA/SA)で85.22%、5位はバーレーンのガルフ・エア(GFA/GF)で84.93%だった。
関連リンク
Cirium
・7月の空港定時出発率、福岡5カ月ぶりトップ20入り 関空は8カ月連続=英Cirium(26年9月10日)
・6月の定時到着率、日系ランクインなし 首位はサウディア2カ月連続=英Cirium(26年8月6日)
