英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した、2026年5月の空港別の定時出発率によると、定期便の提供座席数が最も多い「ラージ(大規模)」部門で中国のハルビン太平国際空港が8カ月連続でトップとなった。日本勢は関西空港が6カ月連続で上位20空港にランクインした一方、常連だった羽田空港は4カ月連続でトップ20入りを逃した。

5月の定時出発率でラージ部門のトップ20に6カ月連続でランクインした関西空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
空港別のデータでは、定期便の提供座席数が多い順に「ラージ(大規模)」「ミディアム(中規模)」「スモール(小規模)」と分類。定刻に対して15分以下の遅延を「定時出発」と定義している。各空港とも予定されていた便に対し、月間の実運航の発着データが90%以上取得できたものを対象とする。
—記事の概要—
・大規模空港
・中規模空港
・小規模空港
大規模空港
大規模空港の「ラージ」部門の首位は、ハルビン太平国際空港が獲得。定時出発率は95.31%、運航便数は1万592便、運航路線数は82路線、遅延便を対象とした平均遅延時間は88分だった。
定時出発率2位はウルムチ(中国)の地窩堡国際空港で93.43%、3位はリヤド(サウジアラビア)のキング・ハーリド国際空港で91.85%。4位はサンチアゴ(チリ)のアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港で91.32%、5位はリマ(ペルー)のホルヘ・チャベス国際空港で91.12%だった。
日本勢のトップ20入りは9位の関西のみで、89.15%だった。
中規模空港
中規模空港の「ミディアム」部門は、中国の長春龍嘉国際空港が首位を獲得。定時出発率は94.28%、運航便数は7919便、運航路線数は60路線、平均遅延時間は80分だった。
定時出発率2位はパナマシティ(パナマ)のトクメン国際空港で92.32%、3位はティファナ国際空港(メキシコ)で91.21%だった。4位はブラジリア国際空港(ブラジル)で90.85%、5位はリオデジャネイロ(ブラジル)のアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港で90.24%だった。
日本勢のトップ20入りは7位の伊丹空港のみで、87.82%だった。
小規模空港
小規模空港の「スモール」部門では、リオ・デ・ジャネイロのサントス・ドゥモン空港が首位を獲得。定時出発率は94.02%、運航便数は4918便、運航路線数は5路線、平均遅延時間は43分だった。
定時出発率2位はベイルート(レバノン)のラフィク・ハリリ国際空港で93.81%、3位はトロンハイム空港(ノルウェー)で93.02%だった。4位はエルサルバドル国際空港で92.74%、5位にはラサ(中国・チベット)のクンガ国際空港がランクインし92.62%だった。
日本勢のトップ20入りは17位の中部空港のみで、90.16%だった。
関連リンク
Cirium
・5月の定時到着率、ピーチがアジア2位 ANA・JALはグローバル10位圏外続く=英Cirium(26年7月9日)
・4月の空港定時出発率、新千歳が3位 トップ20入り5カ月ぶり=英Cirium(26年6月8日)
