英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2026年3月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門は、スカンジナビア航空(SAS/SK)が首位を獲得した。日系大手2社は全日本空輸(ANA/NH)が8カ月連続、日本航空(JAL/JL、9201)が3カ月連続でトップ10圏外となった。

3月の定時到着率でグローバル部門のトップを獲得したスカンジナビア航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など4地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分以下の遅延を「定時到着」と定義する。
—記事の概要—
・グローバル
・アジア太平洋
・北米
・欧州
・中南米
・中東・アフリカ
グローバル
全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、スカンジナビア航空が1位を獲得。定時到着率は89.75%、運航便数は2万2859便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は98.01%だった。日本勢は2022年11月から3年5カ月連続で首位を逃している
定時到着率2位はアエロメヒコ航空(AMX/AM)で88.88%、3位はシンガポール航空(SIA/SQ)で88.32%。4位はスペインのイベリア航空(IBE/IB)で88.30%、5位は大韓航空(KAL/KE)で85.84%だった。
アジア太平洋
アジア太平洋は、シンガポール航空が1位を獲得。定時到着率は88.32%、運航便数は1万548便、コンプリーションファクターは99.80%だった。
定時到着率2位は韓国LCCのティーウェイ航空(TWB/TW)で88.11%、3位は韓国LCCのチェジュ航空(JJA/7C)で87.01%。4位は大韓航空(85.84%)、5位は海南航空(CHH/HU)で85.55%だった。
日系大手2社のうち、ANAは7カ月連続、JALは6カ月連続でトップ10に入った。ANAは7位で83.78%、JALは10位で82.77%だった。
北米
北米はアラスカ航空(ASA/AS)が1位を獲得。定時到着率は82.73%、運航便数は3万7635便、コンプリーションファクターは98.66%だった。
定時到着率2位はデルタ航空(DAL/DL)で78.63%、3位はユナイテッド航空(UAL/UA)で78.49%。4位はアメリカン航空(AAL/AA)で76.08%、5位はサウスウエスト航空(SWA/WN)で72.36%だった。
欧州
欧州はオーストリア航空(AUA/OS)が1位を獲得。定時到着率は92.23%、運航便数は9247便、コンプリーションファクターは99.08%だった。
定時到着率2位はスカンジナビア航空(89.75%)、3位はLOTポーランド航空(LOT/LO)で89.52%。4位はギリシアのエーゲ航空(AEE/A3)で89.23%、5位はフィンエアー(FIN/AY)で88.81%だった。
中南米
中南米はチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)が1位を獲得。定時到着率は94.12%、運航便数は4728便、コンプリーションファクターは99.79%だった。
定時到着率2位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で92.75%、3位はブラジルのゴル航空(GLO/G3)で90.05%。4位はアエロメヒコ(88.88%)、5位はアズール・ブラジル航空(AZU/AD)で85.13%だった。
中東・アフリカ
中東・アフリカは、南アフリカのサフエアー(SFR/FA)が1位を獲得。定時到着率は91.60%、運航便数は5658便、コンプリーションファクターは99.70%だった。
定時到着率2位は南アフリカ航空(SAA/SA)で86.06%、3位は南アフリカのエアリンク(LNK/4Z)で85.32%だった。4位はロイヤル・エア・モロッコ(RAM/AT)で76.57%、5位はエチオピア航空(ETH/ET)で67.94%だった。
関連リンク
Cirium
・3月の空港定時出発率、福岡トップ20圏外4カ月ぶり 羽田2カ月連続ランク外=英Cirium(26年5月19日)
・2月の定時到着率、アエロメヒコ好調続く ANA・JALトップ10圏外=英Cirium(26年4月17日)
