エアライン, 官公庁, 機体 — 2026年3月24日 13:41 JST

ラガーディア空港のエア・カナダ8646便事故、NTSBがCVR・FDR回収

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 ニューヨークのラガーディア空港で、現地時間3月22日深夜に起きたエア・カナダ(ACA/AC)のモントリオール発AC8646便(MHIRJ・旧ボンバルディアCRJ900型機、登録記号C-GNJZ)と、空港の救難消防車(ARFF)が衝突した事故で、米国のNTSB(国家運輸安全委員会)は23日(日本時間24日)に会見を開き、ボイスレコーダー(CVR)とフライトデータレコーダー(FDR)を回収済みで、FDRの解析を25日からワシントンD.C.で始めることを明らかにした。

ラガーディア空港で消防車と衝突したエア・カナダのAC8646便(NTSB提供)

ラガーディア空港で消防車と衝突したエア・カナダのAC8646便(DOTのダフィー長官のXから)

 AC8646便は、ジャズ航空(JZA/QK)が「エア・カナダ・エクスプレス」ブランドとして運航を受託。NTSBによると、22日午後11時37分ごろ、ラガーディア空港の滑走路(RWY4)で発生し、事故機には乗客72人と乗員4人(パイロット2人、客室乗務員2人)の計76人、消防車には2人が搭乗していた。

 エア・カナダによると、機長と副操縦士が死亡。負傷者数など詳細は確認中としている。FAA(米国連邦航空局)も、着陸後に消防車と衝突したと説明。空港は23日午後2時に再開した。

 NTSBによると、現場は滑走路から誘導路Dにかけて広い範囲に破片が散乱し、機体後部が地面に接地していた。このため、機体上部を切り抜いて内部に入り、CVRとFDRを回収したといい、CVRに損傷は確認されていない。

 調査では、運航、システム、構造、管制、記録計、空港運航と生存要因の6グループを編成。NTSBは空港面探知装置「ASDE-X」の再生映像を精査し、消防車がシステム上で視認できていたかや、警告の有無を調べる。また、事故当時の管制塔の勤務体制や管制官の経験、訓練、時間外勤務の状況なども確認しており、当該の管制官は現在、業務から外れている。

ラガーディア空港で消防車と衝突したAC8646便の位置情報(Flightradar24から、実際の位置とは誤差がある場合があります)

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