シンガポール航空(SIA/SQ)とエア・インディア(AIC/AI)は、共同事業(JV)契約の締結に向けた枠組み合意書を締結した。両社が運航するシンガポール-インド間などの路線で接続性の向上やネットワーク拡充を図る。

ムンバイで合意書に署名するエア・インディアのキャンベル・ウィルソンCEO(左)とシンガポール航空のゴー・チュン・ポンCEO(エア・インディア提供)
今回の合意書は、シンガポール航空のゴー・チュン・ポンCEO(最高経営責任者)とエア・インディアのキャンベル・ウィルソンCEOが、ムンバイで現地時間1月16日に署名。今後は関係当局の認可を前提に、運航スケジュールの調整や、両社のフライトを組み合わせた同一旅程での予約を可能にする取り組みを進める。シームレスな乗り継ぎを実現し、利用者の選択肢拡大と利便性向上につなげる。
マイレージプログラムの連携も強化する。SIAの「クリスフライヤー」とエア・インディアの「マハラジャ・クラブ」で、両社が加盟する航空連合「スターアライアンス」として提供している既存特典を上回るサービスの拡充を段階的に進める。また、法人向けトラベルプログラムの相互連携も検討しており、ビジネス渡航者向けのサービスも高めていく。
両社は2024年10月にコードシェアを拡大し、現在は世界20カ国・地域、61都市で提携している。日本路線では羽田、成田、関西、中部、福岡発着便も対象に含まれる。今後は両国以外の第三国市場でも協力範囲を広げる可能性を検討し、グローバルな乗り継ぎ需要の取り込みを目指す。
エア・インディアは、タタ・サンズとシンガポール航空の合弁会社だったビスタラ(VTI/UK)を2024年11月に吸収合併。これに伴い、シンガポール航空は新生エア・インディアの株式25.1%を保有している。エア・インディアのキャンベル・ウィルソンCEOは、SIA傘下のLCC、スクート(TGW/TR)のCEOを務めた経歴を持つ。
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