航空機の位置情報提供サービス大手「フライトレーダー24(Flightradar24)」は、毎年恒例となったサンタクロースの“フライト”「#SANTA1」を追跡している。北極の「XMS」から世界各地を巡っており、12月24日正午時点で北太平洋上空6万フィートを南下しており、世界で2万人以上が見守っている。

サンタクロースの”フライト”を追跡するFlightradar24
フライトレーダー24は、2006年にスウェーデンの航空愛好家2人が設立。航空機が自動的に発信する信号「ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)」の受信機ネットワークを、北欧と中欧に構築する趣味のプロジェクトとしてスタートした。現在は航空機メーカーや航空会社、空港など航空業界にデータを提供しており、世界で1日あたり25万便以上を追跡しており、利用者数は1日500万人以上、モバイルアプリのダウンロード数は1億回を超える巨大サービスに成長した。
ユーザーが追跡したい航空機の情報を把握できる以外に、航空機事故が起きた際には正確な航跡などが判明するまで、暫定的な分析にも活用されている。
サンタクロースの追跡情報は、同社のサイトやアプリのほか、スマートTVのような大画面で楽しみたい人向けにYouTubeでもライブ配信を行っている。
関連リンク
R3DN053 SANTA1(Flightradar24)
Flightradar24 Live Santa Tracker 2025(YouTube)
・フライトレーダー24、ボーイングにデータ提供(25年12月23日)
・フライトレーダー24にコンコルド”出現” BA9999、ヒースロー→NYを3時間33分(25年4月1日)
・航空機位置情報サイトFlightAware、コリンズが買収(21年9月2日)
