琉球エアーコミューター(RAC)の宮古-多良間線で、いわゆる「マイル修行」で島民が搭乗できない問題が起きたことを受け、親会社の日本航空(JAL/JL、9201)は2月2日から無料キャンセルの受け付けを始めた。県外客を中心に申し出のあったキャンセル分のうち、4日までに7割超を島民が利用できた。

宮古-多良間線を運航するRAC=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
宮古-多良間線の定期便は1日2往復4便で、機材はデ・ハビランド・カナダ(旧ボンバルディア)DHC-8-Q400CC型機(1クラス50席)で運航。JALによると、3日から28日までの26日間で5200席を販売したが、ほぼ満席だという。
無料キャンセルの受け付けを始めた2日から4日までで、約150席分の申し出があり、このうち7割超が島民の足として役立った。キャンセルした人の居住地は県外が大半で、県内在住者も数人いたという。JALはキャンセルへの協力者に謝意を示し、地元の島民には「予約が取りにくくご迷惑をおかけしている」と陳謝した。
宮古-多良間線は飛行時間が片道25分と短いことと、JALのマイルは搭乗実績のカウントが飛行距離に加えて搭乗回数でも加算されるため、上位のステータスを目指す会員の中には、短距離路線で回数を稼ぐ人もいる。JALは2月に搭乗実績に応じて貯まる「Life Status(LS)ポイント」を2倍付与するキャンペーンを展開していることから、予約が集中したようだ。同路線は28日まで、キャンペーン対象外となっている。
RACは「マイル修行」対策として、宮古-多良間線の増便を決定。すでに12日から15日までの4日間と28日を合わせた5日間を増便済みで、新たに19日の増便も決めた(関連記事)。一方、コロナ後は国内線全体の需要が伸び悩んでおり、これまでのように親会社の幹線の利益でグループの離島路線を維持することが難しくなっている。
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