フィンランド空軍は、ステルス戦闘機F-35A「ライトニング II」の同軍向け初号機(機体番号JF501)が初飛行したことを明らかにした。ロッキード・マーチンのフォートワース工場で現地時間12月16日に開かれるロールアウト式典で公開を予定している。

初飛行するフィンランド空軍向けF-35A初号機(ロッキード・マーチンのサイトから)
初飛行は、ロッキード・マーチンのテストパイロットが操縦桿を握り、8日に実施。最終組立を10月に終え、11月から塗装作業を行っていた。
初号機のフィンランド到着は2026年後半を予定。現行の戦闘攻撃機F/A-18C/D「ホーネット」とF-35は、2030年まで並行運用を計画している。
F-35は、高いステルス性能や高度な火器管制能力を持つ第5世代戦闘機で、通常離着陸型のA型(F-35A)、短距離離陸・垂直着陸型のB型(F-35B)、空母艦載型のC型(F-35C)があり、世界20カ国が導入。12月時点で納入機数は1270機以上となっている。日本は
F-35Aを105機、F-35Bを42機導入する計画を進めている。

初飛行するフィンランド空軍向けF-35A初号機(同軍提供)

フィンランド空軍向けF-35A初号機(同軍提供)

初飛行するフィンランド空軍向けF-35A初号機(同軍提供)

フィンランド空軍向けF-35A初号機(同軍提供)

初飛行するフィンランド空軍向けF-35A初号機(同軍提供)
関連リンク
Finnish Air Force
F-35 Lightning II
Lockheed Martin
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