デ・ハビランド・カナダ(DHC)は現地時間9月17日、Dash 8-400(旧ボンバルディアQ400)型機に米スペースXの衛星通信「Starlink(スターリンク)」による機内インターネット接続システムを搭載できるようにしたと発表した。新造機のオプションに加え、運航中の既存機にも後付けできる。

DHCのDash 8-400(同社提供)
Starlinkの提供は、同社のOEM改修プログラムの「工場オプション」か、既存機向けの「レトロフィット(後付け)ソリューション」として実施。従来のシステムと統合しやすい設計で、短期間の整備で導入できるという。
乗客は高速通信により、動画視聴やウェブサイトの閲覧、リアルタイムのオンラインサービスなどが使える。
今後数週間以内に航空会社が導入を始め、世界各地のDash 8-400で利用可能になる見通し。DHCの機体では初のStarlink搭載事例になる。
関連リンク
De Havilland Aircraft of Canada
SpaceX
Starlink
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最終回 「眺めの良い飛行機でBon Voyage!」
