アメリカン航空(AAL)の親会社AMRとUSエアウェイズグループは現地時間11月27日、両社の合併差し止めを求めていた米司法省との和解案が、米国破産裁判所により承認されたと発表した。これにより、両社は12月9日に合併を終える。

新塗装が施されたアメリカン航空の777=13年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
AMRと米国内3位の現AALは2011年11月に米連邦破産法11条の適用を申請し、事実上破綻。合併完了により、同法から脱却して新生アメリカン航空がスタートする。12月9日の証券市場開場前に、AMRの事業再生計画の完了やUSエアとの合併、AMRによるUSエアの子会社化を終える。
新会社の本社は、現AAL本社のあるテキサス州ダラスのフォートワースに置き、航空連合も現AALが加盟するワンワールド・アライアンスにとどまる。
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