MRJ, 企業, 機体 — 2012年9月27日 10:10 JST

三菱重工、国際航空宇宙展にMRJの客室モック出展

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 三菱重工業(7011)は三菱航空機と共同で、10月9日から14日までポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「2012年国際航空宇宙展」(ジャパン エアロスペース2012/JA2012、主催:一般社団法人 日本航空宇宙工業会)に、2015年度の初号機納入を目指して開発が進むMRJの客室モックアップなどを出展する。

MRJの客室イメージ(三菱航空機のカタログから)

 出展ゾーンは宇宙機器ゾーンと航空機ゾーンで構成。航空機ゾーンには、三菱航空機が開発する70-90席クラスの次世代リージョナルジェット機MRJの客室モックアップを出展する。防衛航空機では、F-2戦闘機や哨戒ヘリコプターSH-60Kの模型などを展示する。

 宇宙機器ゾーンでは、H-IIAロケットやISS(国際宇宙ステーション)に物資を運ぶ宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)を打ち上げるH-IIBロケットとHTVを模型で展示。次世代ロケットエンジンとして、米プラット&ホイットニー・ロケットダイン社と共同開発中のMB-XXや、国産開発中のLE-Xの模型も出展する。

 将来の技術開発では、三菱重工が提案する月面利用計画(月ビジョン)などを紹介。月面基地の実現を支えるさまざまな技術や、静止軌道上に巨大な太陽電池パネルを浮かべ、発電した電力をマイクロ波送電技術で地上に送る宇宙太陽発電システム(SSPS)を、模型や映像で展示する。

関連リンク
三菱重工業
2012年国際航空宇宙展