エアバス, エアライン, 機体 — 2016年4月7日 16:40 JST

TAPポルトガル航空、A330neoを17年末受領へ 初の運航会社

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 エアバスは現地時間4月6日、A330neoを2017年末をめどにTAPポルトガル航空(TAP/TP)に引き渡すと発表した。3月に発表したA330neo向け新客室内装「エアスペース(Airspace by Airbus)」も導入する。TAPはA330neoを受領する最初の航空会社となる。

TAPポルトガル航空のA330-900neo(イメージ、エアバス提供)

 4月5日から7日まで、独ハンブルクで開催中の「航空機インテリア・エキスポ(Aircraft Interiors Expo)2016」で発表した。

 A330neoは、A330-800neo(3クラス257席)とA330-900neo(同287席)の2機種で構成。初号機の引き渡しは2017年10-12月期(第4四半期)の予定で、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000を搭載する。空力性能を強化するとともに、客室装備も最新鋭機A350 XWBと同等に改良。座席あたりの燃費を14%削減し、航続距離も最大400海里(740.8キロ)延びる見込み。

 2016年2月末現在、A330neoは2機種合計で186機を受注している。内訳はA330-800neoが10機、A330-900neoが176機。

 TAPは2015年11月、A330-900neoを14機発注している。

A330neoに採用する「エアスペース」(エアバス提供)

 エアスペースはA330neoに搭載する内装で、A350 XWBに搭載するものをベースに開発。「コンフォート(快適性)」と「アンビエンス(雰囲気、環境)」「サービス」「デザイン」の4つをコンセプトとして開発した。LED照明を採用し、オーバーヘッドビン(手荷物収納棚)は拡大。シートと通路には余裕を持たせた。

関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
TAP Portugal

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