エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年2月4日 13:00 JST

スイス国際航空、777-300ER受領 A340から機材更新

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 スイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)は、初号機となるボーイング777-300ER型機(登録番号HB-JNA)を現地時間1月29日に受領した。発注済みの9機のうちの1機で、エアバスA340-300型機からの機材更新を進める。

スイス インターナショナル エアラインズの777-300ER(ボーイング提供)

スイス インターナショナル エアラインズのA340=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 777-300ERは計340席(ファースト8席、ビジネス62席、エコノミー270席)を設定。機内無線LANを導入した。A340-300は計219席(ファースト8席、ビジネス47席、エコノミー164席)。777-300ERを導入により、A340-300と比べて1便あたりの提供座席数は約100席増える。1座席あたりの運航コストは25%減、1座席あたりの燃費は23%減となる。また、ペイロードは12%、貨物搭載量は18%増える。

 3月27日に開始する夏ダイヤから導入する。当初、チューリッヒ-ニューヨーク(JFK)線に導入し、その後、香港とバンコク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンパウロ、テルアビブ便にも投入する。成田便への導入時期は未定。2014年に来日したハリー・ホーマイスターCEO(最高経営責任者、当時)は、成田便への導入を検討していると述べている。

 同社の長距離用機材は、A340-300が15機とA330-300が14機。近距離用機材は、A319とA320、A321、アブロRJ100型機を保有している。

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スイス インターナショナル エアラインズ
Boeing
ボーイング・ジャパン

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