エアライン, 企業 — 2015年11月27日 21:06 JST

JAL、機内で大勝軒“あつもり”つけ麺 ハワイはパンケーキ

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 日本航空(JAL/JL、9201)は11月27日、国際線プレミアムエコノミーとエコノミークラスの機内食を披露した。つけ麺の元祖と言われる東京・東池袋大勝軒と開発した「エア大勝軒」と、ハワイの「カフェ・カイラ」とのコラボレーションメニュー「カフェ・カイラ for Resort」で、12月から提供する。

JALが12月から国際線で提供する「エア大勝軒」=11月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

エア大勝軒

 エア大勝軒は、従来の機内食では提供されなかったメニューを採り上げる「エアシリーズ」の第18弾。大勝軒との初コラボメニューで、機内食仕様にアレンジしたつけ麺を提供する。水でしめた麺を再び温かくする「あつもり」で、大勝軒独自の麺絆(めんばん・小麦粉)を使用したコシのある麺を、甘酢の効いたコクのあるスープとともに用意する。

JALが12月から国際線で提供する「エア大勝軒」=11月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機内で再加熱することから、麺は店舗のものに比べてやや細めとしながらも、コシと歯ごたえを再現した。JALで機内食を開発する、商品・サービス企画本部開発部客室グループの田中誠二グループ長によると、麺の開発に時間を掛けたことから開発期間は約1年で、材料は店舗と同じものを使用するという。提供食数は期間中20万食を見込んでいる。

 また、デザートにはリンゴを添えた。大勝軒の創業者、故山岸一雄さんが長野県出身だったことから、郷里から送られてきたリンゴを、店内で客に振る舞った逸話から選ばれたという。

 提供路線は、欧米14路線。成田発はシカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、ダラス、バンクーバー、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー行き、羽田発はロンドンとパリ行き、関西発はロサンゼルス行きで提供する。各路線とも、到着前の2回目の食事として用意する。

カフェ・カイラ for Resort

 ホノルル線向けのメニューとして、ハワイと日本国内で人気のカフェ・カイラとのコラボメニューを用意。カフェ・カイラ for Resortは、スパムとチーズオムレツを、カフェ・カイラで人気のパンケーキで挟んだ、オリジナルメニューのパンケーキサンドを提供する。

JALが12月から羽田発ホノルル線で提供する「カフェ・カイラ for Resort」=11月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 到着前の朝食として提供するため、フルーツヨーグルトを添えるなど、軽めの食事とした。パンケーキサンドのほかに、メープルシロップ、レタスとトマト、ハーブローストポテトのトマトソース添えをセットにした。

 提供路線は羽田発ホノルル行き。

 JALでは、特色あるメニューを用意することで、機内食を契機に自社を選んでもらえるようにしていきたいという。

JALが12月から国際線で提供する「エア大勝軒」(左)と「カフェ・カイラ for Resort」=11月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

エア大勝軒を報道陣に配るJALの客室乗務員=11月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALが羽田発ホノルル線で提供する「カフェ・カイラ for Resort」=11月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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