エアライン, ボーイング, 機体, 空港, 解説・コラム — 2015年10月27日 01:30 JST

小雨降る中最後の離陸 写真特集・スカイマーク仙台撤退

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 1月28日に経営破綻したスカイマーク(SKY/BC)の路線再編が、仙台空港から10月24日に撤退したことで区切りを迎えた。破綻直後の路線数は24路線だったが、石垣と宮古、米子、仙台の4空港から順次撤退したことで減少し、10月25日からは16路線になった。

最終便の運航を終えカウンターを片付けるスカイマークの空港旅客係員=10月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スカイマークは2013年4月20日、仙台空港に就航。札幌便を1日3往復、福岡便を1日2往復で運航を開始したが、この2路線は冬ダイヤ最終日となる今年3月28日で運航を終えた。最後まで残った神戸-仙台線は2014年4月1日に1日2往復で就航し、最終日の10月24日も2往復運航した。

 仙台空港のチェックインカウンター前には、利用者への感謝の気持ちを手書きしたポスターが掲げられ、乗客やターミナルの利用者が足を止めていた。

 最終日の神戸発仙台行きBC156便(ボーイング737-800型機、登録番号JA737P)は、定刻より5分早い午後5時45分に出発し、午後7時に仙台へ到着した。

 同路線最後の仙台発神戸行きBC157便は、午後7時32分に搭乗手続き締切のアナウンスがターミナル内に流れ、定刻より3分早い午後7時42分、小雨が降る中、空港勤務の社員総出で見送られて出発した。

 最終乗客数は仙台行きが179人(座席を使用しない幼児7人含む)、神戸行きがほぼ満席の176人だった。

 仙台空港勤務の社員は、他空港から転勤してきた人が多く、仙台撤退後は地元を離れられない人などを除いて、別々の空港へ異動していった。最終便を見送り、カウンターの撤収作業に戻ってきた社員の中には、目を赤らめた人も見られ、「みんなバラバラになっちゃいますね」と話していた。

運航スケジュール
BC152 神戸(08:10)→仙台(09:30)
BC153 仙台(10:20)→神戸(11:45)
BC156 神戸(17:50)→仙台(19:10)
BC157 仙台(19:45)→神戸(21:10)

*写真は27枚(カウンターの様子→神戸発BC156便到着→仙台発最終神戸行きBC157便出発→カウンター片付け)

カウンター前に展示されていた空港で働く車の解説=10月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スカイマーク社員が仙台便利用者へ向けて感謝の言葉を書いたポスター=10月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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