エアライン, ボーイング, 企業, 機体 — 2015年8月12日 13:55 JST

ANAの777シートベルト、数量限定でバッグに 全日空商事

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ANAホールディングス(9202)傘下の全日空商事は8月12日、全日本空輸(ANA/NH)公式のECサイト「A-style(エースタイル)」で、機体部品を再利用したグッズの販売を開始した。同社のボーイング777型機のシートベルトを使用したバッグで、200個限定で販売する。

777のシートベルトを再利用したカバン(左)。シートベルトの「カチッ」という音を楽しめるように設計(全日空商事提供)

バックルをベルトに再利用し、シートベルトの「カチッ」という音を楽しめるように設計した。タグにはシートベルトのパーツナンバーを記載し、本体にはANAのロゴもあしらった。

このほか、767などに搭載していたGE製エンジンCF-6の再利用グッズも販売。タービンブレードをスライスしたキーホルダーとネームタグで、本革に貼り付けてデザインした。それぞれ、数量限定で販売する。

A-styleでは2014年、747-400Dのアウターペーンを使用し、垂直尾翼をイメージしたデザインのキーホルダーを数量限定で販売していた。当初200個を用意したものの、完売したため急きょ増産し、数千個を用意。すでに完売している。今年6月には同社の777導入20周年を記念し、777のアウターペーンを使用したLEDライトを販売。同時期に販売を開始した767と777、787のアウターペーンを使用したキーホルダーとともに、継続して販売している。

過去には今回の777同様、747と787のシートベルトバッグを販売。タービンブレードを使用したメモリアルスタンドなどを提供していた。全日空商事によると、今後もシートベルトを再利用した商品を販売する予定で、787のショルダーバッグや、ボンバルディアQ400型機のバックパックを秋ごろをめどに販売する。部材を加工する商品のほか、部品そのものを観賞用オブジェとしての販売も検討しているという。

ANAは1995年10月、777-200型機の同社向け初号機を受領した。7月28日現在、777シリーズを合計で57機保有している。

エンジンを再利用したキーホルダー(左)とネームタグ(中)。右はネームタグを開いたところ(全日空商事提供)

関連リンク
Reproduced goods(A-style)

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