エアバス, エアライン, 機体, 解説・コラム — 2014年11月25日 10:10 JST

翼端が特徴的な最新鋭機 写真特集・エアバスA350 XWB機体編

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 11月19日から21日まで、羽田空港に姿を現したエアバスA350 XWB。20日には、日本で最初に導入する日本航空(JAL/JL、9201)などの関係者を招待したデモフライトの後、報道関係者向けに内覧会が開かれた。(機内編はこちら

A350 XWBのコックピット=11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 到着した機材はA350の標準型「A350-900」の飛行試験5号機(MSN5、登録番号F-WWYB)。ビジネスクラスは全席が通路にアクセスできる「スタッガード配列」で横1列4席の42席、エコノミークラスが横1列9席で223席の合計265席。いずれもエアバスがデモ用として搭載しているもので、JAL機に搭載されるシートはこれから選定される。

 シートメーカーは、ビジネスクラスがエアバスの親会社EADSの子会社ソゲルマ製「Sogerma Solstys」で、シートピッチは43-44インチ、フルフラットにした際のベッドは73.5-74インチ、シート幅は21インチとなっている。

 エコノミークラスは、前方がゾディアック・シート・US製「Z300」が108席でシートピッチは32-34インチ。後方はレカロ製「CL3620」が115席でシートピッチは33-34インチと、2種類のシートを搭載している。

 ギャレー(厨房設備)はB/Eエアロスペース製、ラバトリー(化粧室)はZOCI(ゾディアックOEMキャビンインテリア)製で、いずれもSFE(航空機メーカー)のもの。

 客室幅は5.61メートルで、777の客室幅5.86メートルとほぼ同じ。エコノミークラスでは、18インチ(45.72センチ)幅のシートを横1列9席並べられる。777の胴体が真円なのに対してA350は卵形のため、客室幅がほぼ同じでも圧迫感を感じにくい形状になっている。窓の大きさは787と比べて高さはやや小さいが、幅はほぼ同じ。また、すべてを床下配線にしたことで、床の表面はフラットになっている。

 頭上の手荷物棚(オーバーヘッドビン)も大きくなった。近年利用する人が多いキャスター付きスーツケースを、タテにして収納できる。これにより、全クラスの乗客がこうしたスーツケースを機内に持ち込んでも、自席の近くに収納できる。窓側の棚はスーツケースが5つ、中央の棚はスーツケース3つと中型バッグ2つが入る。

 照明はLEDを採用。寿命は機体とほぼ同じで1670万色を使用でき、日没や日の出を演出することもできる。

 エンジンは騒音の発生を抑えた英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載。777やA340-600と比べて燃費や1座席あたりの運航コストを25%改善する。エンジンカウルの後ろ側は787のように騒音低減効果があるとされるギザギザ状の「シェブロン・ノズル」は、採用されなかった。エアバスのA350 XWBマーケティングディレクター、マイク・バウザー氏によると、「効果が確認出来なかった」という。

 JALは国際線や国内線で運航しているボーイング777型機の後継機として、A350を最大56機導入する契約を2013年10月に締結。運航開始は2019年を予定しており、現在保有する777を6年程度で置き換える。旧日本エアシステム(JAS)が合併前に導入し退役済みのA300を除くと、JALがエアバス機を発注するのは初めて。

 本写真特集は、機体編と機内編に分けて掲載。機体編ではA350の機体やエンジン、コックピットを写真で紹介する。機内編はシートやギャレー、ラバトリーなどを取り上げる。

*写真は26枚(コックピットの写真はログイン後にご覧いただけます)。

A350 XWB=11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

翼端が特徴的なA350の主翼=11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

A350の特徴的な翼端=11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ロールス・ロイス製トレントXWB。シェブロン・ノズルは採用していない=11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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