エアライン, 空港, 解説・コラム — 2014年11月17日 07:20 JST

「心を伝えられる人の価値は、必ずある」 JAL植木社長の「寄り添うサービス」とは?

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 「社長賞に選ばせてもらった二人は、決して成績が良かったわけではないけれど、接客を受けた外国人(教官)は、もう一度会ってみたいと感じていました。心を伝えられる人の価値は、必ずあると思います」。

社長賞を受賞した塩梅さん(左)と内村さんとともに記念写真に収まる植木社長。最初は塩梅さんが真ん中に並んでしまい思わず爆笑=11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 11月13日、日本航空(JAL/JL、9201)は国内外から集まった空港係員(グランドスタッフ=GS)が空港での接客スキルを競うコンテスト「空港サービスのプロフェッショナルコンテスト」の第3回目を、東京・羽田の同社第一テクニカルセンターで開催した。

 今回からは海外空港支店も参加。本選に挑んだ13人のうち、ソウル金浦空港のイ・ダヘさん(06年度入社)が優勝した。今回は優勝のほかに準優勝、特別賞、社長賞が選ばれた。

最高得点は付けないよ

コンテスト終了後に講評を述べるJALの植木社長=11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 冒頭の言葉は、社長賞を受賞した徳島空港の内村瀬里奈さん(10年度入社)と小松空港の塩梅麻依子さん(06年度入社)を、植木義晴社長が評した言葉だ。

 コンテスト本選ではイレギュラー状況を想定した日本語と英語によるアナウンスと、カウンターチェックイン実技で審査。カウンター審査は、これまでよりも空港で起こりうる状況設定に近づけ、教官が演じる外国人客も登場した。

 羽田空港や成田空港など、外国人客の多い空港の出場者が適切に応対していくのに比べて、外国人客と接する機会が少ない2人は苦戦した。内村さんは英会話で対応していくものの、伝えきれないと判断してカウンターから飛び出し、


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