エアバス, 機体 — 2014年10月15日 13:20 JST

エアバス、天津にA330最終工程拠点 基本合意締結

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 エアバスはこのほど、パートナーの企業連合である天津港保税区(TJFTZ)、中国航空工業集団公司(AVIC)と、天津にA330型機のコンプリーション&デリバリー・センター(C&DC)の設置で基本合意書を締結したと発表した。

A330の製造拠点を天津に設置で基本合意(エアバス提供)

 A330は仏トゥールーズでの最終組立後、天津に移送。C&DCでは客室装備や塗装、エンジンテストなど最終工程を実施し、引き渡す。

 A330ファミリーの座席数は250から300席を設定。9月末現1354機を受注、1120機を引き渡し、106の顧客が1105機を運航している。

 現在、中国の航空会社により運航されているエアバス機は1000機以上で、このうちA330系列が約140機、A320系列が920機以上。エアバスでは、2014年から2033年の今後20年間で、中国における100席以上の旅客機と貨物機の新造機需要は、5300機以上と見込んでいる。

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Airbus
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