エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2014年7月24日 16:33 JST

ANA、787-9を日本初受領へ 29日羽田着

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 全日本空輸(ANA/NH)は、ボーイング787-9型機の同社向け初号機(登録番号JA830A)を米ワシントン州エバレットで現地時間7月27日に受領する。28日にエバレットを出発し、羽田には日本時間29日夜に到着する予定。

ANAの787-9のイメージイラスト(同社提供)

 受領する787-9は国内線仕様で、プレミアムクラス18席、普通席377席の計395席。787-8型機の国内線仕様機と比べ、60席(プレミアム6席、普通席54席)多く設定した。8月以降、国内線に就航し、2015年度以降は国際線仕様機も順次導入する。

 787-9はエンジンに英ロールス・ロイス製トレント1000を採用。全長が6メートル長くなり、航続距離を300海里(555キロメール)延長しながらも、消費燃料は767-300ERよりも20%削減できるとしている。

 ボーイングは現在、26顧客から409機の787-9を受注し、787型機全体の約4割を占める。ANAは787-8を36機発注し、28機を受領済み。787-9は44機発注し、787全体では80機を発注。787の発注量としては世界最大となっている。

 ANAは787-9日本初受領を記念して、8月4日に羽田空港から富士山を経て羽田へ戻る遊覧フライトを実施する。同フライトには小学生を招待し、一般販売は行わない。

ANAの787-9国内線仕様機のシートマップ(同社提供)

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