エアバス, エアライン, 機体 — 2018年6月5日 12:56 JST

ホノルル線A380、ANAパイロットが運航

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 全日本空輸(ANA/NH)の平子裕志社長は、2019年春に就航する総2階建ての超大型機エアバスA380型機について、同社のパイロットが運航を担うことを明らかにした。

ANAが19年春からホノルル線に投入するA380の模型=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A380を投入するホノルル路線は現在、ANAと同じくANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下であるエアージャパン(AJX/NQ)が運航する便と、ANAの運航便がある。シドニーで5日までにAviation Wireの取材に応じた平子社長は、「A380はANAのパイロットが運航する」と語った。

 ANAは、国際線に使用しているボーイング767型機を順次787に変更しており、主に中近距離国際線を担うエアージャパンも、787を使用する便が増えている。民間機のパイロットは、異なる機材に乗務する際は機種移行訓練が必要なため、エアージャパンのパイロットは787への機種移行に注力させる。

 ANAのA380は、座席数が4クラス520席(ファースト8席、ビジネス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミー383席)で、エンジンはロールス・ロイス製トレント900を選定。「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付け、全3機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施す。

 ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)には、A380就航に伴い、自社ラウンジを新設。ファーストクラスがあるアッパーデッキ(2階席)へ直接搭乗できるようにする。

関連リンク
#hawaii24(ANAの特設サイト)
全日本空輸

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