エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2018年5月24日 21:45 JST

JALの羽田行き、熊本で引き返し 左エンジントラブルで

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 5月24日午後、日本航空(JAL/JL、9201)の熊本発羽田行きJL632便(ボーイング767-300型機、登録番号JA8980)が離陸後に上昇中、左エンジンにトラブルが発生し、熊本空港へ引き返した。乗客乗員にけがはなかった。

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熊本でエンジントラブルが起きたJALの767-300 JA8980=18年4月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALによると、JL632便は熊本を午後3時42分に、乗客209人(うち幼児1人)と乗員8人(パイロット2人、客室乗務員6人)を乗せて出発。熊本空港から西へ9キロほど飛行した高度2000メートル付近で、パイロットが振動が感じ、コックピットの計器を確認したところ、左右に1基ずつあるGE製エンジンCF6-80のうち、左側にある第1エンジンの排気温度が上昇していたため、熊本へ引き返した。

 JL632便は、熊本へ午後4時16分に着陸し、同20分に到着。同便は欠航となり、乗客は後続となる羽田行きのJL634便(午後6時5分発、羽田午後7時44分着)と、JL638便(午後8時44分発)に振り替えられた。乗り切れない場合は、福岡発の便に振り替えるという。JL638便は当初、小型機の737-800で運航予定だったが、中型機の767-300に機材変更した。

 国土交通省航空局(JCAB)によると、機体の状況を現在確認しているという。落下物が自動車にぶつかったとの報道もあるが、JCABでは落下物の有無も含めて調査を進めている。

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