エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2018年4月14日 00:02 JST

フットレスト廃止で足もと広々 写真特集・シンガポール航空787-10 日本初公開(エコノミークラス編)

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 ボーイング787-10型機による世界初の定期便として、シンガポール航空(SIA/SQ)が5月3日からシンガポール-関西線に787-10を投入する。シンガポール航空の日本就航50周年を記念するもので、関空のほか、年内に東京と名古屋、福岡と同社が就航するすべての都市に就航する。

関空で日本初公開された787-10のエコノミークラスに立つシンガポール航空の客室乗務員=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シンガポール航空は、787-10の2号機(登録番号9V-SCB)を最終組立工場があるチャールストンからシンガポールのチャンギ国際空港へフェリーフライト(回航)する途中の4月4日、関空で787-10を日本初公開した。

 787-10は、787ファミリーで3機種目となる超長胴型。長胴型である787-9の胴体を5.5メートル延長したもので、全長は787最長の68メートルとなり、設計と部品は787-9と95%共通している。

 シンガポール航空は、787-10を運航する世界初の航空会社で、確定発注は最多の49機。座席数は2クラス337席で、ビジネスクラス36席、エコノミークラス301席となり、観光需要が多い中距離路線を中心に投入する。エンジンは、ロールス・ロイス製トレント1000の改良型「トレント1000 TEN」を採用した。

 シートは、シンガポール-関西線などアジア域内路線用に新開発したもの。エコノミークラスはレカロ製で、3-3-3席配列で6段階に調整可能なヘッドレストを備える。個人用画面は11.6インチのタッチパネルモニターを採用した。従来あったフットレストは利用率が低いことからなくし、手荷物をしまいやすくするとともに、足もとを広くした。

 電源コンセントや充電用USB端子も完備。テーブル裏側には収納式の鏡を用意し、テーブルを折りたたんだ状態で使えるようにした。シートピッチは32インチ(81センチ)で、シート幅は18インチ(46センチ)となる。

 機内エンターテインメント(IFE)「クリスワールド」も新世代のものを採用。米パナソニック・アビエーション製「eX3」を搭載する。シンガポール航空のマイレージサービス「クリスフライヤー」の会員であれば、往路で途中まで観た映画を、復路で続きを観ることもできる。

 シンガポール-関西線は現在1日2往復で、どちらもエアバスA330-300型機(2クラス285席:ビジネス30席、エコノミー255席)で運航。787-10の導入により、1便あたり52席増える。関空を夜に発着するSQ622/623便も、年度内の下期をめどに787-10に変更する。シンガポール航空では、中距離で観光需要が多い路線を中心に、787-10を投入していく。

 787-10就航を記念し、機内食は期間限定メニューを用意。シンガポール-関西線のエコノミークラスでは、5-6月はシンガポール行きSQ619便の機内で、京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」の村田吉弘氏監修メニュー「鶏の鴫焼き」を提供する。

 本写真特集では、エコノミークラスを取り上げる。

787-10運航便のスケジュール(5月3日から)
SQ618 シンガポール(01:25)→関西(09:05)
SQ619 関西(10:55)→シンガポール(16:40)

*写真は22枚。
*ビジネスクラスの写真特集はこちら

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10の銘板=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10の銘板=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルを2段階で広げられるシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルを2段階で広げられるシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルを広げて手前に引いたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルに13インチのMacBook Proを置いたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

テーブルを広げて手前に引き背もたれを倒したシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

自席と前席の背もたれを倒したシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

足もとがすっきりしたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

足もとがすっきりしたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シートの電源コンセント=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シート=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開されたシンガポール航空の787-10のエコノミークラス新シートのテーブル裏に備えられた鏡=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関空で日本初公開された787-10のエコノミークラスに立つシンガポール航空の客室乗務員=18年4月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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