エアライン, 官公庁 — 2018年3月22日 11:58 JST

名古屋市とエアアジア・ジャパン、観光で連携協定

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 名古屋市と中部空港(セントレア)に本社を置くエアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は3月21日、連携協定を締結した。名古屋への観光や交流、ブランドづくりなどで連携していく。

名古屋市の河村たかし市長(右)と連携協定を結んだエアアジアのトニー・フェルナンデス・グループCEO=18年3月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

名古屋市との連携について説明するエアアジアのトニー・フェルナンデス・グループCEO=18年3月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は2017年10月29日に、当初計画より約2年遅れで中部-札幌(新千歳)線を開設。エアバスA320型機(1クラス180席)で、1日2往復運航している。また、エアアジアグループで中距離路線を担うエアアジアX(XAX/D7)のクアラルンプール-中部線が、年内を目標に運航を再開する見通し。中部からの以遠権により、ハワイ路線の開設も検討している。

 名古屋市の河村たかし市長は、「中部空港の本社を作ってくれて、どえりゃあ(すごく)ありがたい。名古屋は人情がある街で、やり直しができる街。エアアジアには最大の努力をしたい」と語った。

 来日したエアアジアのトニー・フェルナンデス・グループCEO(最高経営責任者)は、「名古屋はクアラルンプール思わせるところがある。クアラルンプールはシンガポールとバンコクの間に位置し、名古屋は東京と大阪の間にある。機内誌やソーシャルメディアを通して、名古屋城など名古屋をプロモーションしていきたい」と抱負を述べた。

 両者は今後、名古屋の観光振興を図るとともに、LCCを市民に広く知ってもらい、航空業界に親しみをもってもらうなどの取り組みを進めていく。

 協定の締結式は、名古屋市が10年で総事業費約150億円をかけて復元した、名古屋城本丸御殿で行われた。

調印式に先立ち名古屋城前で河村市長らにダンスパフォーマンスを披露するエアアジアの客室乗務員=18年3月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

名古屋城本丸御殿で連携協定を締結した名古屋市の河村市長とエアアジアのトニー・フェルナンデス・グループCEOら=18年3月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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