エアライン, 機体 — 2017年12月31日 08:18 JST

エジプト航空、CS300を12機確定発注

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 ボンバルディアは、エジプト航空(MSR/MS)が小型旅客機「Cシリーズ」のうちCS300を12機確定発注したと現地時間12月29日に発表した。11月に開かれたドバイ航空ショーで締結された基本合意(LoI)に基づくもので、12機分の追加購入権を含めるとカタログ価格で総額約22億ドル(約2480億円)となる。

エジプト航空のCS300のイメージイラスト(ボンバルディア提供)

 CシリーズはCS100(110-125席)とCS300(130-160席)の2機種で構成。2機種の部品は99%共通化しており、パイロットは同じライセンスで操縦できる。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。

 これまでの旅客機と比べて、燃費を20%、運用コストを15%向上させており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるとしている。ボンバルディアでは、静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の手荷物収納棚(オーバーヘッドビン)が大きい点などをアピールしている。

 CS100の初号機(登録番号HB-JBA)は、2016年6月にスイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)へ、CS300の初号機(YL-CSA)は、同年11月にラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)へ引き渡した。

 ボンバルディアは今年10月、Cシリーズについて、エアバスとパートナーシップ締結の同意書を交わしたことを発表。エアバスは、ボンバルディアと加ケベック州政府が出資するCシリーズの事業会社「CSALP」へ50%以上出資するほか、エアバスのアラバマ工場でもCシリーズを製造する。

 これに対し、ボーイングは現地時間12月21日に、ブラジルのエンブラエルと提携交渉を進めていると発表。エンブラエルは、CシリーズやMRJと同じPW製新型エンジンを採用した次世代リージョナルジェット機「E2シリーズ」を開発中で、E175-E2(1クラス88席)とE190-E2(同106席)、E195-E2(同146席)の3機種をそろえる。

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CSeries(Bombardier)

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