エアバス, エアライン, 機体 — 2017年12月14日 12:51 JST

シンガポール航空、機内刷新のA380初号機受領 フルフラットベッドのスイート

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバスは現地時間12月13日、内装をリニューアルしたシンガポール航空(SIA/SQ)向けA380型機(登録番号9V-SKU)を引き渡したと発表した。5機導入するうちの初号機にあたる機材で、個室タイプの「スイート」にフルフラットベッドを導入する。

*初報はこちら
*各クラスの詳細はこちら

シンガポール航空のA380=17年9月 PHOTO: Bengt Lange/Airbus

シンガポール航空のA380=17年12月13日 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

 内装の刷新に伴い、座席レイアウトを変更する。新しいレイアウトは4クラス計471席で、スイート6席、ビジネス78席、プレミアムエコノミー44席、エコノミー343席。スイートは現在の12席から6席に減少し、プレミアムエコノミーは36席から44席に増加させる。これまでメインデッキ(1階席)前方にあったスイートを、アッパーデッキ(2階席)に移動。メインデッキはプレミアムエコノミーとエコノミー、アッパーデッキはスイートのほかビジネスを設置する。

 発注済みの新造機5機に導入するほか、保有する14機を改修。全19機に設定する。4年をかけて開発し、およそ8億5000万米ドル(約957億1900万円)を投資する。改修は2018年後半から開始し、2020年までに終了する。

 個室タイプのスイートは横2席の1-1配列で、アッパーデッキに6席設定。座席のほか、独立したフルフラットベッドを備えた。座席幅は21インチ(53.34センチ)で、回転式のものを採用した。ベッドは76×27インチ。

リニューアルするシンガポール航空のA380スイート(エアバス提供)

 ビジネスクラスは横4席の1-2-1配列で、アッパーデッキに78席設定。全席通路アクセスが可能となっている。シートピッチは50インチ、座席幅は25インチで、78×34インチのフルフラットベッドにもなる。

 プレミアムエコノミークラスは横8席の2-4-2配列で、メインデッキに44席設定する。シートピッチは38インチ、座席幅は19.5インチ。デザインはJPAデザイン社が手がけ、独ZIMが製造した。

 エコノミークラスは横10席の3-4-3配列で、メインデッキに343席設定する。シートピッチは32インチ、座席幅は18.5インチ。独レカロがデザインし、製造した。

 シンガポール航空のA380は、改修前は441席(スイート12席、ビジネス60席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー333席)と379席(スイート12席、ビジネス86席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー245席)を設定。現在、ロンドンやパリ、ニューヨーク、北京などの路線に投入している。

関連リンク
シンガポール航空
Airbus
エアバス・ジャパン

全19機に導入
シンガポール航空のA380、スイートにフルフラットベッド 全19機(17年11月10日)
シンガポール航空、A380の機内刷新 スイート減、プレエコ増(17年11月6日)

シンガポール航空のA380
シンガポール航空、成田経由便777に A380から若返り(16年6月16日)
シートは手のひらサイズ シンガポール航空のA380、ペーパークラフトで再現(16年1月24日)
シンガポール航空、成田路線A380にプレエコ 23日までシート体験会(16年1月21日)
シンガポール建国50周年のA380、成田に到着(15年8月4日)
シンガポール航空、中部にA380特別便 名古屋就航25周年(14年8月9日)

A380関連
エミレーツ航空、100機目のA380受領 受注の半数近く独占(17年11月6日)
カンタス航空、A380改修へ 全12機、ビジネス・プレエコ増加(17年8月28日)
なぜA380は羽田に就航できないのか 特集・訪日4000万人達成を考える(17年7月20日)
エアバス、A380plus開発調査 大型ウイングレット装着、燃費4%減(17年6月20日)
エアバス、A380に新客室オプション 階段変更で575席(17年4月5日)
エミレーツ航空、成田へA380復活 3年9カ月ぶり(17年3月26日)
ANAのA380、デザインは「空飛ぶウミガメ」 成田-ホノルル19年就航(17年3月6日)