エアライン, 機体 — 2017年10月11日 07:20 JST

スカイウェスト、エンブラエルE175を20機追加発注 45機に、MRJ遅延影響か

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ブラジルのリージョナルジェット機大手のエンブラエルは、米国のスカイウェスト航空(SKW/OO)がエンブラエル175(E175)を20機確定発注したと、現地時間10月2日に発表した。スカイウェストは、9月6日にもE175を25機確定発注しており、合わせて45機になった。

スカイウェスト航空が発注したE175(エンブラエル提供)

 10月発注分20機のうち、15機は70席仕様の「E175SC(Special Configuration)」と呼ばれる機体で、受領後に76席仕様に改修することもできる。また、スカイウェストが過去に発注した76席仕様の機体を、5機受領する見通し。

 スカイウェストは、デルタ航空(DAL/DL)とリージョナル路線を運航するパートナーシップ契約を締結している。2015年にスカイウェストが発注したE175は76席仕様で、内訳はファーストクラスが12席、足元が広い「デルタ・コンフォート」が20席、エコノミークラスが44席だった。

 また、9月発注分の25機は、15機が70席仕様のE175SCで、残り10機が76席仕様のE175。25機は、2018年に全機が引き渡される予定になっている。

 E175をはじめとするエンブラエルの「Eジェット」は4機種で構成。メーカー標準座席数は、E170が1クラス72席から78席(2クラスでは66席)、E175が1クラス78席から88席(同76席)、E190が1クラス100席から114席(同96席)、E195が1クラス116席から124席(同100席)となっている。

 エンブラエルによると、E175は2013年1月以来、360機以上を北米の航空会社へ販売。76席クラスのリージョナルジェット機では、全受注の80%以上のシェアを獲得しているという。

 また、エンブラエルはEジェットの後継機として、「E2シリーズ」の開発を進めている。三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」と同じく、低燃費と低騒音を特徴とする米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製GTFエンジンを採用した次世代機で、2016年5月に初飛行し、2018年の納入開始を目指すE190-E2、2019年納入開始のE195-E2、2020年に引き渡しを始めるE175-E2の3機種を展開している。

 一方、スカイウェストはMRJを200機契約しており、このうち確定発注が100機で、同一条件で追加発注できる「オプション」が100機。MRJはメーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種構成で、MRJ90の納期は当初の2013年から5回延期され、2020年半ばとなる見通し。

 45機にのぼるE175の追加発注は、MRJの納入遅延も影響しているとみられる。

関連リンク
Embraer
SkyWest Airlines

三菱航空機、17年3月期純損失511億円 債務超過510億円、MRJ開発費かさむ(17年7月3日)
パリ航空ショー、ボーイングがエアバス下す エンブラエルはイヌワシE195-E2でアピール(17年6月23日)
エンブラエル、E195-E2出展 パリ航空ショー(17年6月16日)
エンブラエル、E190-E2初飛行成功 MRJ最大のライバル、前倒しで(16年5月24日)
スカイウェスト航空、E175を19機確定発注 デルタ航空で運航(15年10月26日)
黄金色のエンブラエル、名古屋に降り立つ 写真特集・FDAのゴールド9号機(機体編)(15年3月24日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post